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バッグが型崩れする原因とは?

まずは、なぜバッグが型崩れするのか、その主な原因を確認しましょう。
1. 過度な重量負荷
バッグに重すぎる荷物を入れることで、底部や側面に過度な負荷がかかり、形状が変形してしまいます。
特に革製品や柔らかい素材のバッグは影響を受けやすい傾向があります。
2. 不適切な収納方法
バッグを押し潰した状態で保管したり、他の物の下敷きにしたりすることも、型崩れの原因のひとつです。
3. 湿度と温度変化
高温多湿な環境や急激な温度変化により、素材が収縮・膨張を繰り返し、形状が崩れることがあります。
4. 素材の経年劣化
使用年数が長くなるにつれ、素材自体の強度が徐々に低下し、素材が劣化・耐性が弱くなります。
バッグの型崩れ防止方法

バッグの型崩れは、実は毎日の使い方と保管方法によってかなり防ぐことができます。
誰でもすぐに実践できる具体的な防止法をご紹介します。
1、バッグに物を詰め込みすぎない
型崩れの最大の原因は、バッグに過剰な荷物を入れること。
特に重たいアイテムや、角ばったもの(ペットボトル・PC・本など)をぎゅうぎゅうに詰め込むと、バッグの底や側面が引っ張られて形が崩れやすくなります。
まずは中身をジャンル別にポーチで整理しバッグ内での偏りを防いだり、重たいものはなるべく底に水平に置くようにしましょう。
また、バッグに合ったサイズの荷物だけを入れるようにし、過度に詰め込みすぎないよう意識しましょう。
2、毎回バッグの中身をすべて出す
毎日同じバッグを使っている場合も、帰宅後は中身を一旦すべて出すのがベストです。
バッグが空になることで圧迫を軽減し型崩れの予防ができるとともに、
湿気やにおいがこもるのを防ぎ、バッグ内の衛生を保つことにも繋がります。
3. 詰め物(あんこ)を入れて形を整える
バッグを使わない時期や、保管中には中に詰め物(あんこ)を入れるのが効果的です。
《おすすめの詰め物》
・新聞紙
・タオル
・エアパッキン
・バッグ専用の成形フォーム
ポイントは「すみずみまでしっかり詰めて、自然な丸みを再現する」こと。
4. バッグがへたらないように立てて保管する
保管時にバッグを寝かせたり、他の荷物の下に置いたりするのはNG。
型崩れを招くだけでなく、持ち手の変形やファスナーのヨレの原因にもなります。
詰め物を入れて形を保ったら、バッグスタンドや仕切り棚を使い、自立させて保管しましょう。
バッグの型崩れを防止するお手入れ方法|種類別

バッグの種類によって、型崩れのしやすさやお手入れの方法は異なります。
ここでは、バッグの種類別に、型崩れを防ぐためのポイントを解説します。
ハンドバッグ・トートバッグ
・型崩れしやすい部位:底面・側面・持ち手
ハンドバッグやトートは、荷物を入れる量が多くなりがち。特に自立型バッグは底がたわみやすく、型崩れのリスクが高いです。
《お手入れのポイント》
・使用後はバッグの中身をすべて出して、形に合った詰め物(あんこ)を入れる
・底板を敷く
リュックサック・バックパック
・型崩れしやすい部位:前面ポケット・底・背面パネル
荷重がかかることが多く、型崩れよりも「潰れぐせ」や「ヨレ」が起きやすいのがリュック。
生地が柔らかいモデルは特に注意しましょう。
《お手入れのポイント》
・使わないときは背面を整えて、詰め物を入れる
・肩ベルトは折り癖がつかないよう広げる
・メッシュ素材は湿気を飛ばすため風通しの良い場所で保管
ショルダーバッグ
・型崩れしやすい部位:マチ部分・ショルダーストラップの付け根
ショルダーバッグは、ストラップに常に負荷がかかるため、形状が歪みやすいのが特徴です。
《お手入れのポイント》
・保管時はショルダーストラップを外す or 中に収納して重みを軽減
・詰め物を入れて横から潰れないようにする
・型崩れしやすいレザー素材はストラップ付け根にクリームケアをプラス
クラッチバッグ・ポーチ
・型崩れしやすい部位:フタ・ファスナー周辺・角部分
コンパクトで中身の出し入れが多いクラッチやポーチは、折れグセや角の潰れに注意。
《お手入れのポイント》
・厚紙や専用ウレタンを内側に挟んで型崩れ防止
・ファスナーを完全に閉めて形を整える
バッグの型崩れを防止するお手入れ方法|素材別
バッグはその素材によっても、型崩れの起こりやすさや、お手入れの注意点が異なります。
次に、人気の高い素材を中心に型崩れ防止方法をわかりやすく解説します。
革のバッグ
天然革のバッグ
天然革は使い込むほど味わいが増す一方で、型崩れしやすい素材でもあります。
・使用後のブラッシング
・専用クリームで月1回程度のお手入れ
など、こまめなメンテナンスで、バッグを長持ちさせましょう。
また、湿気があると革は伸びやすくなるため、使用後には形を整え風通しの良い場所で保管することや
適度な使用頻度を保つよう心がけましょう。
合成皮革のバッグ
合成皮革は天然革よりも型崩れしにくいですが、以下の点に注意しましょう。
・直射日光や暖房器具の近くを避ける
・汚れが蓄積する前に柔らかい布で拭き取る
キャンバス地のバッグ
もともと丈夫なキャンバス地。さらに以下のような対策をするとさらに長持ちします。
・洗濯時は 型崩れを防ぐため、洗濯ネットを使用し、形を整えて干す
・使用しない時は詰め物で形状を保持
ナイロン・ポリエステル製のバッグ
キャンバス地同様軽量で型崩れしにくい素材ですが、以下の点に注意しましょう。
・長期間同じ折り目で保管しない
・荷物の偏りを避ける
バッグの型崩れを防止する保管方法
どんなに高価で丈夫なバッグできちんとお手入れしていても、保管方法が間違っていれば型崩れや傷みが起きやすくなってしまいます。
誰でもできる正しいバッグの保管方法を解説します。
バッグの基本的な保管方法
1. バッグの中身は空にする
使用後は中に入っているものをすべて取り出しましょう。荷物が入ったままだと重みで型崩れしやすく、バッグ内部も傷みやすくなります。
2. 使った後はすぐに清掃する
バッグのカビや汚れの発生を防ぐため、使った後はすぐに清掃しましょう。
3. 通気性の良い布カバーをかける
ホコリや日焼けを防ぐために、通気性の良い布製のカバーやバッグ袋をかけるのがおすすめ。
4. 直射日光・高温多湿を避ける
バッグは紫外線や湿気に弱いので、クローゼットの中や風通しの良い涼しい場所で保管しましょう。
5、除湿剤を使う
バッグの型崩れやカビの原因のひとつが湿気特に革製バッグや布製バッグは湿気を吸収しやすく、放置するとカビ発生や素材の劣化、においの原因になります。
除湿剤を使うことで、収納場所の湿度をコントロールし、バッグを長持ちさせることが可能です。
6、汚れ防止スプレーを使う
汚れ防止スプレーの使用も、カビや汚れを防ぐ方法の1つです。バッグに均一にスプレーするだけで、汚れがつきにくくなり、日常のお手入れが楽になります。
バッグの型崩れを防ぐ保管方法①詰め物をする
新聞紙や専用インナーバッグなどで形を支えることが重要です。
中身をしっかり詰めて、バッグ本来のシルエットを保ちましょう。
バッグの型崩れを防ぐ保管方法②重ねずに保管する
重ねずに保管するのも、バッグの型崩れを防ぐ良い方法です。
棚やラックを使って、一つひとつのバッグを別々に保管しましょう。
バッグ同士が直接接触しないため、型崩れや傷のリスクを最小限に抑えられます。
スペースが限られている場合には、バッグ用のハンガーの活用が効果的。
バッグの型崩れを防ぐ保管方法③吊るすor立てて保管する
吊るして保管するのも、バッグの型崩れを防ぐ方法の1つ。
ただし、吊るすと型崩れしやすいバッグもあるので、立てて保管も検討を。
吊るして保管するメリット
・バッグの重みで底が潰れにくい
・床や他のバッグと接触せず、型崩れ・汚れを防ぐ
・通気性がよく、湿気がこもりにくい
《注意点》
・持ち手やストラップに負担がかかりやすい(ハンドル部分に緩衝材を敷くと◎)
・重いバッグは吊るさずに立てるほうが安全
・形状によっては吊るしにくい
立てて保管するメリット
・持ち手・ストラップへの負担が少ない
・バッグの形を保ちやすく、自立するバッグなら型崩れ予防に最適
《注意点》
・自立しないバッグは倒れて型崩れしやすいので、詰め物やバッグスタンドを活用する必要がある
バッグの型崩れも防止する!お役立ち保管アイテム
仕切り
中身が偏るのを防ぎ、バッグの形をキープする仕切り。 荷物の整理整頓もしやすく、取り外し可能で便利です。
防湿・防虫対策グッズ
・シリカゲル乾燥剤…革製品の湿気対策に効果的。
定期的に天日干しすることで再利用可能です。
・防虫剤…天然素材のバッグには、虫害から守るための防虫剤を使用しましょう。
バッグに直接触れないよう、小袋に入れて使用します。
保管用の布カバー
バッグ保管の必需品とも言える、布製のカバー。
バッグをホコリ・汚れ・紫外線・摩擦・色移りなどから保護しする役割を果たします。
ビニール袋は湿気がこもりカビの原因になるので、通気性のある不織布のバッグカバーがおすすめ。
バッグが型崩れしてしまった場合の対処法
万が一バッグが型崩れしてしまった場合でも、正しいケアをすればある程度回復が可能です。
ここでは自宅でできる方法を中心にご紹介します。
詰め物(あんこ)を入れて吊るす
まずはバッグ本来の形を取り戻すために、中にしっかりと詰め物(あんこ)を入れて形を整えましょう。 角までしっかり詰めることで、全体のシルエットを保ちやすくなります。
蒸気+手で優しく整形する(布・ナイロン素材)
やや柔らかい素材(キャンバスやナイロン)なら、軽く蒸気をあてて柔らかくした後に整形する方法もあります。
ただし、革素材にはNG。革が縮んだり変色の原因になります。
1、蒸気(スチームアイロンまたは湯気)をバッグの外側から当てる(触れさせない)
2、柔らかくなったら、手でシルエットを整える
3、中に詰め物をし、完全に乾燥させる
専用クリームやオイルでケアする(革素材)
レザーバッグの型崩れは、革の乾燥や硬化・ヨレが原因のことも。保湿ケアを行い、柔軟性を取り戻しましょう。
1、表面の汚れを柔らかい布で落とす
2、専用のクリームやオイルで保湿し革を柔らかくする
3、バッグの両端をやさしく引っ張ったり、へこみを内側から押し出し、元の形に伸ばす
4、形状を整えて詰め物を入れる
専門店での修理
重度の型崩れや破損は、専門知識なしに修理を試みると、さらに状況を悪化させる可能性があります。
価値の高いバッグの場合は、専門家に相談するのがおすすめ。
バッグのそのほかのトラブル対策
バッグは型崩れ以外にも、カビや汚れといったトラブルに見舞われることがあります。
それぞれの原因と具体的な対処法をご紹介します。
カビが発生した場合
湿気や通気性の悪い保管環境により、カビが生えやすくなります。
特に革素材は湿気を吸いやすく、カビの温床になるリスクが。
バッグの中に除湿剤を入れ、不織布カバー+風通しの良い場所で保管することで防止できます。
《対処法》
・カビを乾かす:まず風通しの良い日陰で自然乾燥させます(直射日光はNG)。
・やさしく拭き取る:消毒用エタノール(70〜80%)を布に含ませ、カビ部分をやさしく拭き取ります。
・再度乾燥:完全に乾くまで陰干しを続けます。
・保湿ケア:レザーの場合、仕上げに専用クリームで保湿ケアを行うとひび割れ防止になります。
汚れがついた場合
素材別で対処方法は異なります。
《対処法》
● 布・キャンバス素材
・軽い汚れは消しゴムまたは中性洗剤を薄めた水でトントン拭きを
・頑固な汚れはぬるま湯で洗剤洗い+自然乾燥
● ナイロン素材
・水に強いので、中性洗剤+スポンジで拭き取りOK
・濡れたまま放置するとシミになるので、拭いた後はすぐ乾拭きを
●革素材
・柔らかい布で汚れを落とす。適宜専用クリーナーも使用
・革用クリームで保湿ケア
型崩れの心配から解放!パリのアトリエから発信する「q bag paris」(キューバッグ パリ)の人気アイテム
「q bag paris(キューバッグ パリ)は、パリのデザインチームによるクリエイションから生まれたバッグブランドです。
海が広がる南仏・ニースの「青」、絹の街・リヨンの「白」、太陽とワインの地・ボルドーの「赤」…フランスのカラーにインスピレーションを受けた豊富なカラーラインナップと洗練された「軽くて、洗えて、大容量」なデザインが特長で、ウェットスーツと同じネオプレーン素材、透けない新素材などを用いた画期的なアイテムはファッション性や遊び心たっぷりなのに軽量で耐久性に優れ機能性も抜群。
手軽に洗えて明るい色でも汚れの心配がないので、通学・通勤バッグやマザーズバッグ・ペアレンツバッグなどとしてのデイリーユースはもちろん、アウトドアや旅行先にも連れて行っていただけます。
今回は、パリのアトリエから、特に型崩れしづらいアイテムを紹介します。
nest w bag(ネスト ダブルバッグ)
ブランドの人気素材「ネスト」をベースにアップデートしたオリジナル素材を使用!
独特のハリとツヤ、型崩れしづらい硬さは保ちつつ身体にフィットするしなやかさ、そして抜群の軽さと耐久性を誇ります。
外側のバッグとインナーバッグが2つセットになっており、2つのバッグを重ねてorそれぞれ別で、など好みで使い分けが可能。
汚れてしまったら洗えるので、通勤はもちろん、ジム、バカンスなど、アクティブなシーンにもぴったりです。
ミニマルで美しい佇まいと使用感の心地よさが両立し、パリジェンヌ風コーデに取り入れたい頼もしいアイテムです。
たくさんものを入れても型崩れしづらく、荷物の量に合わせて1つのバッグとしても2つのバッグとしても使えます。
シンプルなデザインなのでパリジェンヌ風コーデにはもちろんあらゆるスタイルにスッとなじみ、毎日持ちたいバッグとして1年中活躍します。
tricote petit(トリコット )
tricote petit(トリコット プチ)
デザイナーが展示会で靴に使うニット素材と出会ったのがきっかけで開発したという一風変わったアイテム。 デイリー使いできる耐久性を持ち、非常に型崩れしづらい仕様です。 カラーバリエーションも豊富で、シンプルな普段着に華やかさをプラスしてくれます。
「ニットバッグなのに型崩れしない!」とユーザーからの驚きの声が非常に多いアイテム。 A4ファイルがスッと収まる「tricote(トリコット)」と、 コンパクトなルックでものが取り出しやすい「tricote petit(トリコット プチ)」。 どちらも丸みのあるフォルムが優しい印象を与えてくれます。 バッグに折り目を付けないように保管いただくと、よりキレイにお使いいただけます。
バッグの型崩れ防止方法やお手入れ・保管方法を知り、お気に入りのバッグを長く使おう
バッグの型崩れは、ちょっとした工夫と日々のケアでしっかり防げます。
お気に入りのバッグを長く使い続けるために、防止方法やお手入れ・保管方法をぜひ今日から実践してみてください。
q bag paris 公式ショップ